専業トレーダーとして1年と4か月を過ごした。

結果、自分はうまくいかなかった。資金を溶かしたわけではないし、トレーダーとしての将来に絶望したわけでもない。確実に技術レベルは上がっている。が、生活のバランスが崩れ、精神的にも不安定な状態になった。

やはりトレードのみにすべてを注ぎ込むという生活自体に無理があったようだ。もちろん最初は色んな構想を練っていた。旅行へ行きながらトレードしたり、趣味をより広げたり・・。しかし成績が思わしくなくなるとそれどころではなくなった。ますますトレードに偏った生活になっていった。その結果精神的に破綻した。

2年間はがんばるつもりだったが、もたなかった。だが間違ったと気づいたならば、方向転換は早い方が良い。一年後にバイト程度で仕事を入れ始め、来年には再就職する予定だ。兼業トレーダーに戻ろう。専業でやっていけるだけの実力も足らず、その生活を充実させるだけの環境を作り上げる力も不足していた。

純粋な専業としての1年は、非常に大きな気付きを私に与えてくれた。人は一人では生きてはいけない。社会的な生き物なんだということを人との繋がりが外れて行く中で気再認識させられた。

そして、午前中でほぼ仕事が終わり。暇過ぎる生活はまさに定年退職後の生活を連想させた。どこにも行くことがない定年後のお年寄り達。自分にもあのような未来が待っていると思うと怖くなる。定年後もトレードは続けていたい。そしてまだまだ新しいことにチャレンジし続けるおじいちゃんでありたいと思う。若い人にああいう生き方なら年を食うのも悪くないと思われるような生き方をしていたいと思う。

少し相場は休もうか。せっかくの守れた資金。より大事に使おうと思う。それはより自分にとってわかりやすい相場環境になるまで待つということを意味する。相場は辞めない。だが人生すべてを相場に捧げるにはもったいないじゃないか。新天地で再スタートを切りたい。そう誓って今年の締め括りとしたい。

良いお年を!!